木曜日, 6月 15, 2006

セクシュアルマイノリティ

さて、いよいよ来週のゼミの報告の準備ができる!!

今日読んだ本はコレ。
『310人の性意識ー異性愛者ではない女たちのアンケート調査ー』

研究にはそこまで反映できそうでもなかったけど、
個人的にはなかなか面白かった!!
セクシュアルマイノリティはクローゼットになりがちだから、
なかなかアンケート調査ってないんだよね。
この本はそんなマイノリティの意識を調査した唯一の本やないかな。
是非、男性の方の調査もしてほしいな。

ただね、このアンケートに答えてる人って、
結局は能動的に動ける人だと思うんだよね。
そうじゃなくって、マイノリティの問題って、
孤独感を抱いているような人たちの方が深刻なんだよ。
ネットが普及したけど、まだネットやってない人だっている。
そういう人たちって、仲間の存在に気付いてなかったりするんだよね。
私はそんな人達の意識を知りたい。
でも、セクシュアルマイノリティはその辺の調査ができない。
だからどうしても信憑性のあるデータは取れない。
そこが最大の難点。

どうしてセクシュアルマイノリティの問題って学校で扱わないんだろ?
なんか、在日や同和問題って授業で扱ったりするやん?
でもセクシュアルマイノリティはあまり扱われないよね。
やっぱり日本人が『性的』なものを避ける傾向があるから?
でもさ、そんな姿勢じゃ問題なんて絶対に解決できないって。
初等・中等教育である程度は基本的な知識を教えないと。
同性愛者とかの知識が専らメディア依存になるやん。
それに、無知ほど罪なものはないと思うんだよね。
「異性愛が当たり前」みたいな「態度」が圧力になる。
でもそれは世間では「普通」の態度。
だからオープンになれない。
何気ない会話に神経を使ったり、恋愛の話で無理をしたり。
まぁ、私自身はそこまで神経過敏な人間じゃないからね。
そこまで気にしないし、したくない会話にも入らない。笑
でも、自分さえ良ければいいって考えたくない。
困ってる仲間がいるなら助けたいんだよね。
だからこそ、性的指向、性自認、生物学的性は様々って教えないと。
同性愛者がいて、トランスジェンダーがいて、インターセックスがいる。
知識さえあれば、無意識に傷つけることも減る。

でも教師の側に知識がないんだから、教えるなんて無理だろうね。
日本にはセクシュアルマイノリティを専門に扱う研究機関もほとんどない。
大学がもっと積極的に扱わないと教育現場も変わらないのかもしれない。

そのうち何かデカイことでもしてみようかな。。。